ドローン(UAV)空中写真測量の計測成果をテラマッパー(Terra Mapper)で画像解析

株式会社アート総合設計 測量部門

2019年05月08日 11:30

先日開催された【2019建設テック革命 i-Construction(アイコンストラクション)&DX(デジタルトランスフォーメーション)推進セミナー】の会場であるフットサルコートDANNYでは、事前測量として「地上型レーザースキャナーを用いた測量」「ドローン(UAV)空中写真測量」「ドローン(UAV)搭載型レーザースキャナを用いた測量」の3手法による計測を実施しました。

今回は、「ドローン(UAV)空中写真測量」の計測成果について掲載していきます。



フットサルコートDANNYの3D点群データ



「ドローン(UAV)空中写真測量」とは、ドローン(UAV)で連続した航空写真を撮影し、3D形状復元ソフトで写真から3Dデータを作成します。

今回の3D点群データは、89枚の空中写真から作成しています。

現場での作業は、対空標識の設置と空撮だけのため、TS測量や地上型レーザースキャナーを用いた測量にくらべ、現場作業時間が非常に短縮できることが特徴です。

弊社では、ドローン(UAV)専用画像処理ソフトウェア「テラマッパー(Terra Mapper)」を採用しています。

テラマッパー(Terra Mapper)は、ドローンで空撮した写真を三次元化し、3D点群データ・数値表層モデルDSM(Digital Surface Model)・オルソ画像の作成などの高度な解析を一つのアプリ上で行うことが可能です。

また、日本語サポートであるため、わかり易くスピーディな作業が実現できます。



数値表層モデルDSM(Digital Surface Model)





オルソ画像



ドローン(UAV)空中写真測量のメリット

・広範囲の撮影が短時間で可能である。
・航空機より低空で撮影できるため高解像度な画像が得られる。
・航空写真なども活用できる。
・小型、軽量で持ち運びも簡単で機動力に優れている。
・ドローン(UAV)レーザーに比べて機器、機材も安価である。
・解析までスピーディーに対応できる。




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