3次元座標データを用いた測設作業(杭打ち)には、トプコンのレイアウトナビゲーターLN-100「杭ナビ」がとても便利です。

株式会社アート総合設計 測量部門

2019年06月14日 11:30

産業廃棄物最終処分場(管理型)にて、廃棄物の埋立や覆土の位置を示す工事丁張を設置するため、3次元座標データを用いた測設作業を行いました。

工事丁張

工事丁張とは、建築土木工事には欠かせない構造物などの仕上がり位置・高さ・勾配などの基準として設置する仮設工作物です。

設計図及び設計書の通り施工するために不可欠なものです。




弊社では、3次元座標データを用いた測設作業(杭打ち)には、TOPCON(トプコン)のレイアウトナビゲーターLN-100「杭ナビ」を使用しています。

「杭ナビ」は、器械を設置してから電源を入れるだけで使い始めることができ、自動追尾機能でプリズムを追いかけてくれます。またAndroid端末で操作するため、1 人での測設作業が可能となりました。

これまでの測設作業(杭打ち)ではTS(トータルステーション)を使用し、器械側に1人、杭打ち側(プリズム)の1人は杭やハンマーなどの道具をたくさん持って作業していました。

丁張の設置作業となるとさらに道具が増えるため、1人で作業とはなかなかいきませんが、「杭ナビ」を使用することにより、器械側の人員は不要になり、杭打ち側(プリズム)に2人配置することができるため、作業効率は格段にUPし、作業員の負担は半減しています。









工事丁張の設置作業は、後の工程の基準となるため、より正確さが求められます。

建設工程のICT化に伴い、近い将来は必要なくなる可能性もありますが、現状ではまだ丁張を設置する場合がほとんどです。


関連記事